読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

やっちゃえ先生ブログ

民間企業→中高一貫校に勤める教員が「やっちゃえ!」をモットーに奮闘中。教員向けの実践ネタも!

3分で読める森友学園「証人喚問」の経緯の超簡易まとめ〜本当に追求すべきはどこか?〜

政治

Wind-Whipped Flags

ついに明日、森友学園の籠池理事長の証人喚問ですね。

完結に書きますが、今回の証人喚問の経緯はこうでした

野党「首相夫人である安倍昭恵氏が名誉校長に就任し、

しかも不当に国有地を払い下げしているとは、

政治と教育の中立性を脅かしている!昭恵氏・籠池氏の証人喚問だ!」

※証人喚問は嘘をつくと罪に問われます。参考人招致は罪に問われません。

 

与党「いやいや、あくまで昭恵氏自身は私人としての活動だから問題ないし、籠池氏は民間人、喚問は慎重にやらないとまずいです!

あと、あくまでも払い下げではなくってゴミ処理の問題とかがあったから正当な「値下げ」だからセーフ!証人喚問はしません!」

という押し問答。この辺りについてはこの記事の前半にまとめています。 

yacchaesensei.hatenablog.com 

 

野党「なんで応じてくれないんですか!やましいことがあるからですか?安倍さん、これは隠蔽と思われても仕方ないですよ!」

安倍首相「いや、私だって迷惑してるんですよ!!!!!!」

というやり取りの最中、

自民党の鴻池議員森友学園から口利きを頼まれたことを暴露。

そんでもって、なぜか3種類ある契約書など色々な疑惑がわいて出てくる森友学園

財務省理財局長の「これ以上は話さない」という決意が先に来る答弁。

らちがあかなくなった森友学園

いつの間にか、森友学園自身が叩かれまくる展開になっていきました。

(※実際に叩くべきところがありすぎたことも事実ですね)

 

籠池理事長「なんでや!なんであかんのや!

お国のために人を育てることの何が問題なんや!!!

安倍さん!あんた応援してくれとったやないか!!!

なんでやねん!我慢ならんわ!」

というのが最終的に

「安倍首相から100万円の献金があったことを伝達致します!」

という発言につながったのではないでしょうか。

それに対して、与党は急に籠池氏の証人喚問に前向きに。それはこんな背景でしょうか。

与党・安倍首相「ファッ!?!?!?!?!?!??事実無根!この発言は許せん!(昭恵氏については棚上げできるし)しかも森友学園疑惑のデパート!よし、籠池氏を証人喚問しましょう!」

 

といって、明日に至るのではないでしょうか。

本当に100万円の献金があったのか、わかりません。献金自体は罪ではありませんが、公人としてふさわしいかというと、誹りを免れないでしょう。

 

色々なことを超割愛したので、詳細の前後関係が間違っていたらすみません。

しかし、籠池氏をトカゲの尻尾切りにしてはいけないということは間違いありません。

 

先ほど報道ステーションでは、

①国有地に政治家の関与があったのか

②なぜ3種類の契約書をつくったのか

安倍総理からの100万円の献金があったのか

の3点がポイント、と語っていましたが、

籠池氏だけで終わらせないことです。

安倍昭恵氏、財務省担当官は出てくることが必要と私は考えます。

 こういう視点を忘れちゃダメ!という記事がこちら。法学系の方はうなづいてくれるはず。

yacchaesensei.hatenablog.com

 

◯おわりに

建設業者の社長が、明日の証人喚問でどんな答弁を期待するか、と聞かれて

「社員が一生懸命建てたものなんでね、お金さえ払ってもらったらそれでいいです、ウチは。」とおっしゃっていました。

この業者の「相見積もりは行われていたのか」という視点から言えば、やっぱりそのプロセスも問わねばならないと思います。

年度末だからこそ!生徒にも保護者にも喜ばれるたった一つのしかけとは?

仕事(術) 担任・クラス運営 教育

f:id:Yacchae:20170321215203p:plain

年度末、私の中での最繁忙期です。先週が山場で全くブログを書けない状態でしたが、書きたい欲がうずうずしているあたり、ブログを続けてきた成果なのでしょうか…でも毎日更新されている先生方は本当にすごいなと思います。

 

◯年度末だからこそできる仕掛け!

私は担任として、(卒業年度以外の)どの学年を担当しても喜んで頂ける仕掛けを1つ設けています。

一言で言うなら、「1年の振り返り川柳大会」です。

国語科の教員ではありませんし、特に難しい仕掛けではありません。

指示は端的に1つ。年度末になったら、

「『◯組の1年間』をお題に、

川柳を1句書いてきて!」

とHRで伝えるだけです。それだけで、生徒はそれなりのものを書いてきてくれます。やってみるものです。(国語科でそういうものに親しんでいるから?)

書かせるものは、こちらからB5の紙を配るもよし、短冊形の紙を配るもよしです。

 

◯具体的な手順

①生徒の書いてきた物を回収し、全ての紙をスキャンして、PCに取り込みます。

 

②地道にPC上で切り貼りを行い(Windowsなら「ペイント」ソフトが簡単・迅速)、Wordに添付。表裏1枚の「川柳集」を作ります。

※Wordであれば、文字の濃淡を1つずつ調節できます。紙で切り貼りするアナログなやり方もありですが、1人1人の濃淡を調節できる点、紙を無駄にしない点でスキャンの方が効率的です。

 

③ある程度の川柳同士でまとまりをつくり、その上に一言だけコメントをいれます。

この「一言」というのが重要です。教員はとにかくしゃべりがちですが、生徒も保護者も、「担任のお言葉」がほしいわけではありません。

あくまで川柳そのものを引き立てる「合いの手」くらいのコメントです。

※1「なるほど〜」や「これぞ◯組!」など、生徒の川柳「そのもの」を読みたくなる一言コメントです。となると、生徒の川柳をどういう順番で紹介するか、というのが実は重要です。

※2 私は以前コンサル系の職場にいましたが、別部署で雑誌の編集にも携わっていたので、その経験が活かせています。といっても、特別なことはしていません。ただ「そのものを読ませる」ための編集です。

 

④おまけ

これは私が独自にしていることですが、その川柳集の末尾に授業を担当して下さった先生方からもらった、「◯組の1年間の印象コメント」をクイズ形式にして載せています

といっても、これもコメントをそのまま掲載し、どの先生からのコメントでしょう〜?くらいです。これだけで、生徒はワイワイ勝手に相談したり当てようとしたりします。高校生でも、食いついてくれます(笑)そしてこれが、保護者の方にも楽しんで頂けているようです。今年も、好評でした!!

 

◯ということで

こんなことは別に「しなくてもよいこと」かもしれません。そして時間もそこそこかかります。1クラス40人いれば、1〜2時間は必要になるでしょう。(そういうわけで私は超繁忙期に自らを追い込んでいたのであった…)

というか、小学校の先生からしたら、こういう仕事があったり前のことかもしれません…(ですかね…?)

でも、これを中高でも行うことに私は意味を感じています。

教科担任制の中学校・高校で、生活指導や進路指導以外に担任が果たせる役目といったらこれくらいなのです。

中高では,自ら担任している生徒を授業では担当していないケースもあります。

そういうときこそ、組織そのものの振り返りをさせるコーディネーターになること。

それが誰でも出来て、効果のある担任の仕事ではないでしょうか。

そういう仕事のTipsをなるべく紹介するのも、このブログで目指していることです。

※「振り返り」といえば…来年度は授業そのものの振り返りに大福帳かジャーナルか、どちらかは絶対に、「きちんと」取り入れてみようと思っています…

 

◯おわりに

このネタ、この本に書いてあったことを少しいじっただけのものです。 

学級づくりと授業に生かすカウンセリング (チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」)

学級づくりと授業に生かすカウンセリング (チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」)

 

 旧知のことも多いですが、割と手広く実践例が挙げられていて、何かしら参考になる箇所がある本・シリーズだと思います。

学びの「設計」思考がない教員は絶滅する〜具体例で学ぶ設計視点〜

授業 担任・クラス運営 教育

f:id:Yacchae:20170312192528p:plain

場の価値の最大化を図るために、

「学びの設計」ができない教員は、映像授業やAIなど、

「人間はないもの」にとって代わられてしまうでしょう…!

 

ケーススタディで考える

例えば、あなたの担当するクラスに関連する以下の3種類のプリントがあるとします。

①番号順に集めた(集まった)プリント

②座席順に集めた(集まった)プリント

③グループ別で集まったプリント

の3種類です。

(もちろんこんなことにならないような「集め方」をしておくべきなのですが)

こういうものをどうするか?

というところに、学びの設計視点が現れてくると考えます。

 

◯よくある光景

「え?プリント返却?授業の初めや終わりに、番号順に呼んだり取りにこさせればいい。5分もあれば3枚ずつ返せるでしょ」

でも、これでは私は足らないと思います。

教員は、1コマの授業で勝負する存在です。

そこで真価を発揮できなければいけません。

だから、授業の時間を

①何のために

②どのように使うのか

という問いを常に自分に投げかけてみる必要があります。

私の尊敬する先生方は、この問いを本当によく意識していらっしゃいます。

 

◯では先の設定に戻って、どうするか?

私なら、次の2つを考えます。

①すべて番号順or座席順に並べ直して、3種類とも一気に返せるようにする

②生徒が相互に見ても差し支えないものであれば、昼休みなどを使って生徒に返させる

 

ただ、授業内でやらなければいけない場合は、確実に①でしょう。

3種類の並べ方を揃えます。

そんなことに時間を割くのか?と思われるかもしれませんが、

すべては授業の1コマを使い尽くすためです。

 

◯もう一つの副次的な効果

「生徒が教員を信頼してくれる」ということです。

プリントの返却の仕方まで考えて授業を構成していることを、生徒は必ず見ていますし、知っています。大体そういうことに気づいてくれる生徒は、教室をリードしてくれるクラスの2割くらいのメンバーです。その2割とがっちり信頼関係を築ければ、他の8割もついてくるのです。

中学・高校の教科担当制授業だと、どうしても1人ひとりの生徒と信頼関係を密にできるほど対話の機会があるわけではありません。

だからこそ、こういう形で「なんとなく」やっていない姿勢を示すことは重要です。

 

◯学びの「設計」の重要性

ちょっと極端な例だったかもしれませんが、授業時間の使い方を設計できるのは教員だけです。授業で何を大切にするか、を明確にした教員であれば、その時間すら教育活動に変えたり、先に述べた形で効率化を図ります。

 

その分、他の大切なことを行う時間を捻出するためです。

優先順位をつける、といったら月並みでしょうか。

 

でもこれこそが学びの設計だと思います。

アクティブ・ラーニングも、この視点なく成り立ちません。

ただ「生徒が何かしていること」で良しとしてはいけません。

それはアクティブ・ラーニングではありません。

 

何を教材として

何のために

どんなことを生徒にさせるから

何分かかる

という逆算的な時間設計が必要です。

 

となれば、例えばですが、授業において

問題演習に取り組み、教員が指名して答えを一人ずつ言っていく、

という授業は絶対にしたくありません。

「設計」視点が不足している授業では、力がつきません。

逆に言うと、講義中心であっても「設計」された授業であれば、力がつくはずです。

そこを履き違えてはいけませんね。