2017年度の「質問づくり(QFT)」が本格的に始動しました。
こちらの記事p2-3では「ハテナソン」として紹介されています。
http://kyoiku.yomiuri.co.jp/kaihou18.pdf
今日は昨年度の自分の実践も踏まえて、まとめを書いておきたいと思います。
続きを読む2017年度の「質問づくり(QFT)」が本格的に始動しました。
こちらの記事p2-3では「ハテナソン」として紹介されています。
http://kyoiku.yomiuri.co.jp/kaihou18.pdf
今日は昨年度の自分の実践も踏まえて、まとめを書いておきたいと思います。
続きを読むついに新天地での授業開始です!
またもや「新人」としてのスタートは、多少できなくても大目に見てもらえるので、ラッキーです。が、経験者としての手腕も問われています。教員である以上、必ず授業で勝負します。
退勤途中なので手短になりますが、今年度の授業で行う実践を先に掲げておきます!(自分を追い込むスタイル)
昨年度から本格的に稼働させている質問づくりでの学び。今年もやります。
1年間やりきれたこと、また生徒からも肯定的なフィードバックをもらえたこと、が今後も続けていこう!と思えている要因。
もっとも、1番の要因は教員である私が、「質問づくり」の威力を感じているから、なのですが。笑
たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」
昨年度の実践は、外部の研究会に出しても恥ずかしくない報告書もできました。
ここでもまた実践編を書き残したいと思います!
ちなみに、その実践編を簡略化して思考実験的に紹介したのが、こちらの記事。
また、「質問づくり」の実践をされている先生がいたら、是非授業を拝見したいです!
決めました。大福帳に。振り返りジャーナルと昨日まで迷い、やるかやらないかも迷っていました。
大きな理由としては週2単位の授業で質問づくりや、他の手法も入れつつそこまで時間を割くか、という懸念でした。
が、やはり何事もやって見なければ分かりません。こんなに素晴らしい先人の実践があるのだから!
いうことで、やります。やっちゃえ先生なので、やってみないと、です。
このブログいいよ!と言ってもらえるような、教育現場を支える先生方の力に少しでもなれたら、というのはおこがましいか。
とはいえ、
新年度、いろいろな準備に追われる毎日ですが、今だからこそできるのは、中長期視点での授業の準備です。
私の師は常に「教員は授業で勝負する。
しかし、1度の授業で勝負はするな。
1回で燃え尽きる授業設計はプロではない。」
ということをおっしゃっていました。だからこそ、喫緊の授業準備ではなく、学期スパンで授業設計をすることが今は重要です。
◯まず考えるべきこと
学期スパンで授業設計をするときにまず考えるべきこと。
それは、「評価」だと考えます。
これについては以前記事にも書きましたが、『学び合い』の提唱で有名な西川先生も著書で何度も主張されています。
ビジネスに比べ、教育というのは、目的的に作用しにくいものです。
だから、「ねらい」通りの力が身につくとは限りません。
ですが、それが「評価」をないがしろにしていいことにはなりません。
試験に出す内容は、授業前に決めろ、というもの。「目標と評価を決めてから、それを実現するための授業を考えるべき」であり、そのことを甘く考えている教員が多いと書かれています。
もちろん「知識・理解」は重要です。そのために定期試験があります。
がそれだけの「評価」では不十分ではないか、と考えています。
◯21世紀の「評価観」とは?
その根拠として、文科省の資料をみてみると、2012年時点でこのような「学習評価観」が示されています。
2つ目の「指導と評価の一体化」や
3つ目の「実現状況を評価する」「目標に準拠した評価」「観点別学習状況の評価」
という言葉に、その「評価観」があらわれています。
※この資料、高校のものなのですが、「観点別」が入っています。高等学校の評価における観点別評価導入が言われていますが、この頃からもう言われているんですね。
さらにいえば、2016年にはこのような評価体系図が引用され示されています。
この図で言うと、従来の「定期試験」は左上〜左中央あたりに位置します。
この表で言うなら、左下の
ポートフォリオ評価
パフォーマンス評価
を高等学校がきちんと取り入れていかなければなりません。
具体的に言うと、例えばですが、
・毎回の授業のコメントシート=10%
・授業内の記述課題=20%
・授業内でのプレゼン、ディベート=20%
・定期試験=50%
のような形で、評価を「設計」するということです。
まさに、こういう評価のあり方が、「カリキュラム・マネジメント」の「評価・改善」にあたると私は認識しています。
各学校には、学習指導要領等を受け止めつつ、子供たちの姿や地域の実情等を踏まえて、各学校が設定する教育目標を実現するために、学習指導要領等に基づきどのような教育課程を編成し、どのようにそれを実施・評価し改善していくのかという「カリキュラム・マネジメント」の確立が求められる。
そして、教員がそれに取り組むことは、至極当然のことだと思います。新しい環境ですが、やるべきことを見失わず進みたいと思います。
明日からまた「新人」としてデビューするわけですが、
いきなり結構重たい授業を持たせていただくことになり、猛烈なプレッシャーで思考がまとまらず、引っ越しの段ボールを解体する単純作業だけがはかどっています。
どうもこんばんは。記事のポイントを最初に言っておきますが、授業の振り返りをどういう形でさせるか、です。具体的に言えば、大福帳や振り返りジャーナルをどう実践するか、ということです。
本当に言いたいのはドラゴンズが弱すぎて切ないということ。
◯大福帳・振り返りジャーナルの参考記事
大福帳を使用されている先生の運用まとめ。
振り返りジャーナルを使用されている先生の運用まとめ
先生方の記事が大変参考になりました。ありがとうございます。
ねらいやメリットはこちらの記事で十分説明されているため、ぜひ興味のある方はご覧ください。実際に使われている先生が、自分なりに改良を加えている軌跡をみられることは本当にありがたいです!
ここで考えたいのは、
◯大福帳の導入の最大のリスク!
ズバリ、「時間がかかる」ということです。
先に紹介した記事から引用しましょう。
一方のマイナス面。第一にとにかく時間がかかる。ざっと、これまでの予習時間に加えて平日一日1時間プラスされる感じ(「大福帳通信」を書く時間を含める)。最初はこれくらいなんとかなりそうだなと思っていたけど、忙しい6月になるとけっこうしんどい。福井の渡邊さんみたいに「教師からのコメントはなし」って割り切る方法もあるかなと思う。
1クラス40人の授業で毎回5分で書かせ、それを確認する(目を通し、ハンコを押す)だけでも「平日一日1時間プラス」されることは容易に想像できます。
しかも、それだけでなく、教員の性といったら失礼かもしれませんが、こういうことになってくるのも、想像できます。
実際のところ、大福帳を導入してしばらくは、生徒の意欲を引き出すためにも、かなり丁寧にコメントをつけるようにしています。
また、アンダーラインを引いたり、「?」や「GOOD」と書くようなことは、結局、全員に対して毎回やっているような気がします。
もっというならば…結局、自分が楽しくなって、生徒全員に対してコメントを書いてしまっているのですが、現実は(笑)
私も大福帳ではありませんが、似たような形式で書かせてはきたので、こういう先生の現実をみると「そうなるよなあ」と思います。
つまり、「平日一日1時間プラス」+「α」の時間がかかります。
この+「α」の時間がどうなるか、です。
私の性格的にはコメントしてしまいがちなので、自分で自分を激務に追い込むスタイルに陥るのがみえます。笑
しかも今年度私がもつクラス数(コマ数ではなく)を考えると、ちょっとめまいがしました。
◯どうやってこのリスクに立ち向かうか?
上記の記事の先生のこの言葉がヒントになりました。
子どもたちはTwitterをかなりやっているので「ツイートするくらいの文字数なら頑張れるよね」と意地悪なことを言ってみたりもする
ん?そしたら、生徒にTwitterで書かせてみたらいいんじゃない?
生徒に授業専用のアカウントを作ってもらう。(アカウント名は自由だが、何らかの形で全員のアカウントがわかるようにしておく。)
ハッシュタグを指定してor教員アカウントに返信する形で、 授業の最後に全員でスマホなりタブレットなりから各人が1ツイートする。
教員は、そのハッシュタグで検索して出てきたor教員アカウントに返信された今日の振り返りを読み、「いいね!」をつけることで確認とする。
コメントが必要なものは、返信機能でコメントをつける。
ちょっと無茶ですかね?笑
教育現場の固さ的にはどう考えても無理でしょ!という試みだと思いますが、書いたものを「めくる」とか、「検印する」という工程は、業務フローとしてはとても時間対効果の薄い、無駄なものに思えてしまいます。
(こういうところはコンサル業務で鍛えられたけど、教育現場では「情のない先生」扱いされないか心配)
ともあれ、大福帳はやってみよう。(まずはノート型ですかね…)
大変ごぶさたしてしまいました。
というのも、年度末の怒涛の業務・引っ越し…でようやくインターネットを開通させ、ブログをきちんと書ける環境が整いました。失礼いたしました。
◯年度末に喜ばれる「仕掛け」のはなし
年度末はこんなことをしていたので、怒涛の業務を自分から発生させていたような状況だったのですが、読んでくださったある先生が「堂々とパクりたいと思います。」とコメントして頂けたのは嬉しいことでした。
ちなみに、これをやってみて今思うこととしては、
①川柳だけでなく「◯◯を漢字1文字で表す」ということをやってみたいと思いました。自分のクラスでは川柳を2つ作ってもらったのですが、1つは漢字1文字でもよかったなと。
②保護者の方からも好評でした。家での会話ネタにもなりますし、仕事で忙しい保護者の方々や、ご兄弟などとも気軽に会話が弾む内容だったようです。
◯そして、ご報告
上記の業務で時間がとられ、部活動や生徒面談もあったことで、ドタバタの年度末でした。それでもブログが書けなくなるくらい忙しくなった理由は、
・2回目の転職(と言っていいのかわかりませんが)
・それに伴う引っ越し
です。
まず、転職と書いてしまいましたが、(もちろん)教員を続けます。
首都圏であることも変わりませんし、引っ越しもそんなに距離があったわけではありません。が、されど引っ越し。ということで気づいたら3月が終わりました。
あ、学校区分は私立中高一貫校から、私立高校に変わります。
中学生を見られなくなるのはものすごく残念ですが。。。
◯なぜ学校を変わるのか?
4月なのですでに「前任校」になりますが、前任校の環境はそれはもう自分が生かされる場だったので、「辞めたい」という思いはありませんでした。
が、労務面でどうしても壁となったのが、
かつてこちらの記事でも言及した「雇用形態」です。
一言で言えば、私は「専任」のようで「専任」ではなかったのです。(「専任」の座を限りなく約束された状態ではありましたが。)
そして、新しく勤める学校では、「専任」での採用です。
教育理念や目指す方向性が一致していることに加え、
労務面でもそういう約束を頂いていたので、決断しました。
元々の性格的にリスク承知で「やっちゃえ!」と思うタイプでしたが、やはり常に不安はありました。そういうリスクを避けるための選択でした。
この話については個人的に話すことは全く抵抗がないのですが、不特定多数の皆様に発信しているブログゆえ、詳細は割愛させていただきます。すみません。
※万が一、今後教員を目指す方々で、私学の採用実態をお知りになりたい方がいらっしゃれば直接メッセージ等いただければ、ある程度お話しすることはできます。
◯今後も宜しくお願いいたします
とは言え、同じ教員です。スタンスもほぼ変わりません。
前任校の生徒たちが本当に惜しんでくれて、「このまま死んでも悔いないな」と本気で思える学校で、仕事をさせて頂きました。
とても幸せでした。
その環境を出て、また新しい環境で、新しい生徒たちと、一緒に色々なことを試行錯誤しながらやっていきます。ドキドキです。
でも、常々生徒にも言っていましたが、絶対的に「よい」選択など存在しません。
自分の選択を自分自身で「よかった」と言えるよう一層努力するしかありません。
今後とも皆様どうぞ宜しくお願いいたします。
企業・違う学校を経たからこそ見える景色が楽しみです!
でも正直不安でいっぱいです!ひとつひとつ、がんばろう。
ついに明日、森友学園の籠池理事長の証人喚問ですね。
完結に書きますが、今回の証人喚問の経緯はこうでした
野党「首相夫人である安倍昭恵氏が名誉校長に就任し、
しかも不当に国有地を払い下げしているとは、
政治と教育の中立性を脅かしている!昭恵氏・籠池氏の証人喚問だ!」
※証人喚問は嘘をつくと罪に問われます。参考人招致は罪に問われません。
与党「いやいや、あくまで昭恵氏自身は私人としての活動だから問題ないし、籠池氏は民間人、喚問は慎重にやらないとまずいです!
あと、あくまでも払い下げではなくってゴミ処理の問題とかがあったから正当な「値下げ」だからセーフ!証人喚問はしません!」
という押し問答。この辺りについてはこの記事の前半にまとめています。
野党「なんで応じてくれないんですか!やましいことがあるからですか?安倍さん、これは隠蔽と思われても仕方ないですよ!」
安倍首相「いや、私だって迷惑してるんですよ!!!!!!」
というやり取りの最中、
そんでもって、なぜか3種類ある契約書など色々な疑惑がわいて出てくる森友学園。
財務省理財局長の「これ以上は話さない」という決意が先に来る答弁。
らちがあかなくなった森友学園。
いつの間にか、森友学園自身が叩かれまくる展開になっていきました。
(※実際に叩くべきところがありすぎたことも事実ですね)
籠池理事長「なんでや!なんであかんのや!
お国のために人を育てることの何が問題なんや!!!
安倍さん!あんた応援してくれとったやないか!!!
なんでやねん!我慢ならんわ!」
というのが最終的に
「安倍首相から100万円の献金があったことを伝達致します!」
という発言につながったのではないでしょうか。
それに対して、与党は急に籠池氏の証人喚問に前向きに。それはこんな背景でしょうか。
与党・安倍首相「ファッ!?!?!?!?!?!??事実無根!この発言は許せん!(昭恵氏については棚上げできるし)しかも森友学園は疑惑のデパート!よし、籠池氏を証人喚問しましょう!」
といって、明日に至るのではないでしょうか。
本当に100万円の献金があったのか、わかりません。献金自体は罪ではありませんが、公人としてふさわしいかというと、誹りを免れないでしょう。
色々なことを超割愛したので、詳細の前後関係が間違っていたらすみません。
しかし、籠池氏をトカゲの尻尾切りにしてはいけないということは間違いありません。
先ほど報道ステーションでは、
①国有地に政治家の関与があったのか
②なぜ3種類の契約書をつくったのか
の3点がポイント、と語っていましたが、
籠池氏だけで終わらせないことです。
安倍昭恵氏、財務省担当官は出てくることが必要と私は考えます。
こういう視点を忘れちゃダメ!という記事がこちら。法学系の方はうなづいてくれるはず。
◯おわりに
建設業者の社長が、明日の証人喚問でどんな答弁を期待するか、と聞かれて
「社員が一生懸命建てたものなんでね、お金さえ払ってもらったらそれでいいです、ウチは。」とおっしゃっていました。
この業者の「相見積もりは行われていたのか」という視点から言えば、やっぱりそのプロセスも問わねばならないと思います。