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やっちゃえ先生ブログ

民間企業→中高一貫校→高校に勤める教員が「やっちゃえ!」をモットーに奮闘中。教員向けの実践ネタも!

WBCオランダ戦!中田の3ランを生んだ選手起用とは?〜田中と秋山起用にみるスポーツ科学〜

Alaska 001

中田選手の勝ち越し3ラン!!!で日本人全員が中田選手に興奮している今です!

もちろん、打った中田選手がすごいのですが、「中田すごい!」で終わってしまう部活の指導者ではいけません!(自戒です笑)

数字を考えないビジネスや受験勉強が成り立たないように、

スポーツの分野でも数字による「データ」を重視する戦略があるのです。

 

◯今日のスタメン!

今日の日本代表はスタメンが変わっています。

サードでスタメン、かつキューバ戦では大暴れしてくれた「熱男」松田選手、

②ライトでスタメン、豪州戦では2安打を放った「神ってる鈴木誠也選手

が外れています。

その代わりに

①本職がショートの広島の1番打者田中選手をサード

②シーズン最多安打記録をもつ秋山選手をセンターにし、本職がセンターであるメジャーリーガー青木選手をライトに回しています。

それにより打順も組み替えて、以下のようなスタメンになっていました。

日本

投手位置選手名防御率
先発 石川 歩 2.25
打順位置選手名打率
1 田中 広輔 .667
2 菊池 涼介 .308
3 青木 宣親 .125
4 筒香 嘉智 .364
5 中田 翔 .250
6 坂本 勇人 .375
7 DH 山田 哲人 .167
8 秋山 翔吾 1.000
9 小林 誠司 .500

WBC2017 - 2017年3月12日 オランダ vs. 日本 一球速報 - スポーツナビ

 

◯開幕3連勝したのにスタメンを変えてきた理由

大舞台に強い松田選手や、鈴木誠也選手を外し、一次ラウンドでほとんど出番がなかった田中選手と秋山選手を起用したのはなぜでしょうか?

私はここに、中田選手のHRを生み出した要因があると考えています。

それはズバリ、

「バンデンハーク選手からいかに点をとるか!」を考え尽くした打線を組んだから。

具体的にみてみましょう。

オランダ先発のバンデンハーク投手は、2016年度のシーズン

すべて盗塁を成功されている

のです!(2015年度のシーズンもほとんど成功されているそうです)

バンデンハーク 盗塁阻止率0% | ホークス-アビスパ.com(応援ブログ)

 

したがって、とにかく塁に出て、足を絡めて攻撃することが攻略のカギになってくるでしょう。

(ただし、バンデンハーク投手の素晴らしい所は、その自分の弱点を補うくらいに「コントロール」がよく、2016年度の与四球率はリーグ1位です。つまり、最もフォアボールを与えない投手=無駄なランナーを出さない投手なのです。ちなみに2位は日本の先発石川投手です。)

 

そして、

バンデンハーク投手は、

左打者によく打たれているのです。

左右打者別成績 2016年度 バンデンハーク【ソフトバンク】投手成績詳細(状況別)

 








2

3








O
P
S
.206 21 10 150 141 29 16 3 0 4 0 42 .223 .440 .663
.227 14 4 170 154 35 24 5 2 11 1 47 .280 .364 .643

 

となると、日本の打線も、

①足の使える選手

②左打者の選手

③ヒットと同じように四球を選べる・ファールを打てる等、選球眼の良い選手

を打線に置くべきなのです。

そうなると、田中選手と秋山選手を起用する理由がわかるでしょう。

■松田と田中

松田 609打席 141三振 6盗塁 6盗塁死

田中 679打席 119三振 28盗塁 19盗塁死

 

鈴木誠也と秋山

鈴木 528打席 79三振 16盗塁 11盗塁死

秋山 671打席 103三振 18盗塁 6盗塁死

【補足】鈴木誠也選手は松田選手同様、割と「フリースインガー」で、自由に打つのが得意なバッターです。じっくり待って球数を稼がせるよりは、左で、対戦経験が豊富で(相性も良い)、盗塁成功率の高い秋山選手、ということでしょう。

 

結果的に?日本代表の左打者4人(秋山、青木、田中、筒香)は全員スタメンです。

そして足を使ってプレッシャーをかけた結果、あの3ランが生まれたのではないでしょうか。

 

◯おわりに

ただ、今日はこれで逃げ切れる訳ではないでしょう。そして、オランダ打線の厚みを考えたら、ロースコアの展開にはならないと思うので、1つでも先の塁を目指し、1点でも多くコツコツと取ってほしいです!

 

と書いていたら、バレンティンに打たれて同点・・・・・・・

バンデンハーク選手も代わるということで、ここからですね。

データの上に戦略を立てても、最後はそのデータを超えた所での勝負、ここからが見物です!(すぐに同点にされるのは予想外でした笑)